私のふるさと

日々のこと

 

私は小学生の時、事情があって母の姉の家に預けられていました。

すっごい田舎で、周りは山と田んぼだけの村だったけど、

そこで母の姉夫婦は、小さい私を自分の子供のように育ててくれました。

学校から帰ると自転車で公園や友達の家に遊びに行ったり、

稲刈りが終わった田んぼで秘密基地を作って遊んだり。

採れたての野菜、ガス釜で炊いたご飯、美味しかったなぁ。

あとはお祭り!みんなで法被を着て村中をお神輿を担いで歩き、

夜はたくさんの出店が出て何を買ってもらおうかワクワクしたな(*´∀`*)

お祭り、最高に楽しかった~。

私の中では今でもずっと心に残っている大切な思い出の場所です。

 

そんな思い出話を長男くん(14)にしたら

「お母さんが小学校の時に過ごしたお家、見てみたい」

と言ったので、何十年ぶりかに行ってみることにしました。

今はもう空き家になっていると思うけど

あの思い出の場所がどうなっているのか、私も見てみたい…!

 

というわけで、とある8月の土曜日。

家から車で1時間くらいかけて(ゆーてもそんなに遠くはない)

あの懐かしいふるさとに到着!٩( ‘ω’ )و

何ということでしょう(・∀・)

あれから何十年も経ってるのに、驚くほどな~んも変わってない!(笑)

 

住んでいたお家はやっぱり空き家になっていました。

母の姉夫婦はもうずいぶん前に亡くなっていて、

ずっと手入れされていないお家はツタが生え、庭の草は伸び放題。

2階の窓から破れたカーテンが見えて、ちょっと近寄りがたい雰囲気で

何とも複雑な気持ちになりました…(´・ω・`)

長男くんはもしかしたら、少し不気味に思ったかも知れません。

 

それにしても、近所に家はあるものの、誰ひとり出会わないのが不思議。

道路はもちろん、田んぼや畑、家の中さえ人の気配がしないのは一体?

え、みんな空き家?

まさかね(´∀`;)

 

気が付くと、虫取りを始めた長男くん。

いつまでも変わらないこんな風景が、

長男くんの心にも残っていくのかなぁ。

 

忘れたくない、私の大切なふるさと。

また来よっと✧٩( ‘ᴗ’ )و ✧